NHKスペシャル新映像の世紀「第四集 世界は秘密と嘘に覆われた」を見て
こんにちは、K.O.ロックフェラーです。
突然ですが、みなさんは知っていますか?
見ている方も多いと思います。すごいですよね、このシリーズ。
第一回は第一次世界大戦について。
ファシズムの台頭には第一次世界大戦後の貧困があったということにも触れられていて、大学の頃は農業史を勉強していたので、なんだか懐かしくもあり、あまり注目されないことなので嬉しくもありました。
カブラの冬―第一次世界大戦期ドイツの飢饉と民衆 (レクチャー第一次世界大戦を考える)
- 作者: 藤原辰史
- 出版社/メーカー: 人文書院
- 発売日: 2011/01
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具体的には↑の本のような内容です。
第一次世界大戦中の食料政策の失敗から銃後に貧困が拡大。
そうした民衆の欲求不満がファシズムの台頭を可能にしたという内容です。
さて、
今回は最新の「第四集 世界は秘密と嘘に覆われた」を見ました。
第二次世界大戦も終わってここまでくるともうカラーなんですね。
見たことあるシーンも数多くありました。
ケネディの暗殺のシーンなんかはリアルタイムに生きていない僕も子供の頃には、何かの映像で見たことがあるような気がします。
いや〜、あの映像は子供心に衝撃でした。
ちなみにアメリカなのであまり関係ないですが、ケネディーさんが奥さんの横で撃たれて亡くなられたのがアメリカ時間の11月22日。
つまりいい夫婦の日に亡くなられたんですよね。
悲しすぎます。
もちろん番組の演出方法や誰の立場で語るかによっても変わってきますが、やっぱりケネディさんが核戦争を止めてくれたと思います。
その後のジョンソン、レーガンと続く大統領はやはり戦争を望んだ大統領でした。
さて、ベトナム戦争のシーンは恐ろしいです。
ライカでグットバイという面白い本がありのですが、それを思い出しました。
ライカでグッドバイ―カメラマン沢田教一が撃たれた日 (文春文庫 (375‐1))
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最後にオサマ−ビン・ラディンが出てきた時も、知ってはいたものの、こうしてつながりを見せられると衝撃的でした。
このシリーズを見ていて思うのは、人が撃たれるシーン、それは人が生から死へと移った瞬間なのに、どこか現実離れした感覚で、それこそ映画を見ているような気持ちで、それを見てしまうことです。
これは実際に起きていたことなんだと、心に呼びかけても、どこかピンとこない。
平和ボケしているといえばそれまでですが、いつまでも平和ボケしていたいものです。
そしてこうした映像を真摯に受け止めていたいです。
以上!!